STORY + 職人

【シール部門】 桑原清光

桑原清光

桑原さんは、シール印刷一筋42年のベテランです。「何年やっても、見本通りの色を出すのは難しい。でも、その分きれいに出来あがった時の喜びは大きいですね」と仕事の醍醐味を語ります。担当している4色機は、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックのインキを1色ずつ順番に刷り重ねていくもの。最終的に目的の色が出るようインキを調合するには、「長年の経験とカンが大事」と語ります。「同じ調合でも、印刷する紙によって発色が違ってくる。その微調整は、先輩の背中を見て学び、自分で何回も繰り返して試していくしかないんです」。長年の相棒とも言える4色機とともに、その頼もしい背中で若手を引っ張っています。


【シール部門】 土井尚志

土井尚志

「お客さまに喜んでもらうのが一番。やるほどわかってくるものがあるので、まだまだ勉強しなくてはと思います」。印刷部門のリーダーとして、業務内容や仕事の流れなどをトータルに管理する土井さん。現場では5色機を担当し、多種多彩なシール印刷を手がけています。「色の違いやブレが少しでもあればやり直しになってしまう。紙質や特殊加工にあわせてインキを調合するのは、カンの良いベテランでも難しいこと。何度も刷って、あれこれ試すことの繰り返しです」と厳しさを語ります。やりがいを感じるのは、「納品後、お客さまからお礼の電話やメールをいただいたとき。それはうれしいですね」と眩しい笑顔を見せてくれました。


【加工部門】 近間耕平

近間耕平

印刷されたシールは、型抜きで断裁・加工されて完成します。近間さんは、その加工部門の若きリーダーです。「吟味して印刷があがってきたものを預かる、責任の重いところです」と表情を引き締めます。使用する抜き型は、基本的にオーダーメイド。紙の種類や特殊印刷などに応じて断裁の仕方を変えるなど、一枚一枚慎重に抜いていきます。「どうすればきれいにできるのか、最初はわかりませんでした。実際に機械を動かすなかで『こうすればいいのでは』と後で気がつき、次の仕事で役立っていく。今、自分がやっている作業は、経験によるカンや感覚でしかないですね」。日々機械と向き合いながら、職人の技を磨き続けています。